施術回数は一回でも効果がある!モナリザタッチを解説

「モナリザタッチってどれくらいの回数が必要なのだろう…」
30代後半になってくると感じる事の増える膣に対する違和感への対処法として話題になっているモナリザタッチをご存じでしょうか。
しかし、調べてもこれといった情報を探しにくく、悩みである膣の違和感に対して効果があることがわかっても、施術回数や期間などは不明瞭で、料金がどのくらいかかるのか不安だという人も多いのではないでしょうか。

実は、モナリザタッチは一回でも効果があります。
このページでは、なぜ一回でも効果があるのか、また、膣収縮の様々な症状改善率は、回数ごとにどのくらいなのか、エビデンス付きで具体的に説明しています。

 

このページのポイント
 
  • モナリザタッチは膣に対してどのような効果を持っているのか
  •  
  • 施術回数はどのくらい必要なのか
  •  
  • モナリザタッチの相場費用
  •  

     

    膣委縮とモナリザタッチの効果について

    冒頭で、30代後半から膣に違和感が出てくるとご紹介しましたが、そもそもなぜ膣に対する違和感がでてくるのか知っていますか?
    それは女性ホルモンと関係があるからです。

    女性は35歳を境に、女性ホルモンであるエストロゲンが減少し始めます。
    すると膣が老化し、張りを失うため、膣委縮を引き起こしてしまうのです。

    その結果、違和感である「かゆみ」「加齢臭」「乾燥」「性交時に感じる痛み」などの不快な症状があらわれてくるとされます。
    この膣委縮のための治療方法は、性ホルモン剤を使う方法しかなく、少なからずとも血栓症や乳がんのリスクがある上、肝障害や高血圧などの持病があると行えず、最善の方法とは言えませんでした。

    そこで開発された治療方法がモナリザタッチです。
    炭酸レーザーを用い、膣粘膜にある細胞を活性化させ、新生コラーゲンを生成することで膣を若返らせ、潤いのある粘膜に戻すことが可能とします。

    モナリザタッチによる効果を簡単にまとめると、

      •膣のかゆみや乾燥だけではなく、排尿障害などにも効果がある
      •血流回復による分泌液の増加。乳酸桿菌(乳酸菌の一種)増加による膣内環境の改善も見込める
      •膣のゆるみを直し、引き締めるので、性交時に感度が良くなり、パートナーへの性的刺激も強まる

    このような効果が見込めますが、一体どれくらい施術すれば十分な効果が出てくるのでしょうか。

    施術期間と回数はどのくらい必要?

    施術回数は一回でも効果があるとご紹介しましたが、実際に多くの症状に対して、一回で効果が出ると証明された研究結果があります。
    ここでは、モナリザタッチによる改善率と、症状による痛みにフォーカスしてお話したいと思います。

    モナリザタッチによる膣委縮の改善率

    以下のグラフは、イタリアで医療用レーザーを開発しているDEKA社が行った、膣委縮(vaginal atrophy)で悩んでいる患者さんたちが、モナリザタッチを通じてどのように改善されたかを表したものです。

    monarisatouch-experiment 参照:Ronconi, L., & Galli, M. (2012). MonaLisa Touch™: the latest frontier in the treatment of vaginal atrophy. DEKA Ed. Scientific Series, 2.

     

    この臨床実験は、下記の人を対象に行われました。

      •50歳以上
      •膣に対する違和感がある
      •月経が12ヵ月以上来ていない
      •女性ホルモンを補充するエストロゲン療法で満足できなかった、または反応があまりなかった。

    このグラフを見るとモナリザタッチを3回施術された方の改善率が一番高い報告はありますが、一回の施術でも50パーセント症状が改善されてます。
    膣内が腫れてひりひりするような痛みや、乾燥、性交痛になどに効果が出ていることがわかります。

    また、以下のグラフは、膣委縮による排尿症状が3回のモナリザタッチを通して、どこまで改善されたかがわかるグラフになっています。

    monarisatouch-experiment2 参照:Ronconi, L., & Galli, M. (2012). MonaLisa Touch™: the latest frontier in the treatment of vaginal atrophy. DEKA Ed. Scientific Series, 2.

     

    この結果では3回施術したあとの改善率しか分かりません。
    しかし、どの症状も約60パーセント改善されており、モナリザタッチが尿漏れや尿失禁にも効果があることがわかります。

    症状による痛みがどのくらい改善されるのか

    次に、先ほど説明した9つの症状がモナリザタッチによってどのように変わったのか、患者さんが感じる痛みを軸にご紹介していきます。

    灼熱感 かゆみ 乾燥 性交痛 膣ゆるみ
    施術前 5.1
    4.8
    8.4
    8.5
    1
    施術1回 2.3
    1.9
    4.4
    4.1
    0.6
    施術2回 1.9
    1.9
    3.4
    3
    0.4
    施術3回 0.8
    0.7
    2
    2.4
    0.1

     

    排尿障害 尿意切迫感 尿失禁 腹圧性尿失禁
    施術前 5.1
    4.8
    8.4
    8.5
    施術3回 2.3
    1.9
    4.4
    4.1
    参照:Ronconi, L., & Galli, M. (2012). MonaLisa Touch™: the latest frontier in the treatment of vaginal atrophy. DEKA Ed. Scientific Series, 2.

     

    この数字は、患者さんが感じていた痛みを0-10で表すVAS(ビジュアルアナログスケール)を平均化したもので、数字が大きくなることは、痛みが大きくなることを表しています。
    この表からも、症状の改善率のグラフと同様に、施術一回後でも、施術前と比べると大きな効果の違いがあることがわかります。

    この結果から、

      •モナリザタッチは1回でも大きな効果があるのでQOL(生活の質)が向上する
      •3回続けると更に大きな効果がある

    ということがわかります。
    また、3回の施術後も多くのクリニックが年に1回の通院をおすすめしています。

    モナリザタッチ治療の費用の相場

    施術1回でも効果があることが証明されましたが、「治療をするのに費用がどのくらいかかるかわからない」、という方も多いと思います。
    ここではモナリザタッチ治療の費用ががどのくらいかかるのか相場をご紹介します。

     

    膣内 膣内+外陰唇
    1回 3~8万円
    4~12万円
    3回 8~20万円
    12~30万円

    モナリザタッチは健康保険適用対象外のため、一番安かったクリニックでも3万円と、他のレーザー治療に比べると、安価であることがわかります。
    また、クリニックによってはモニター割引や回数のセット価格を提供しているところもあります。

    副作用やダウンタイムは不要

    モナリザタッチの治療回数や効果などをご紹介してきました。
    しかし実際に治療するうえで、「ダウンタイムはあるのか」「副作用がこわい」と考える方も多いのではないでしょうか。

    モナリザタッチ治療において、ダウンタイムや副作用は基本的にありません。
    しかし、いくつか知っておいた方が良いこともあります。

      •施術後、下腹部が少し痛む、微量の出血など1-3日で消失する不快感が生じる場合がある。
      •施術後当日は入浴を控える必要があります。しかし、シャワーは当日から可。
      •性交渉は施術前日~施術二日後まで控える必要がある。

    上記はあくまで一例なので、気になる方はドクターに相談するのが良いでしょう。

    まずはカウンセリングへ

    モナリザタッチが実際に膣への違和感に対してどのくらい効果があるのか、また施術回数はどのくらい必要なのかをご紹介してきました。
    最後に、モナリザタッチがどのような治療なのか、今までご紹介してきたことをまとめると、

      •モナリザタッチは膣の老化現象を止め若返らせる新しいレーザー治療
      •施術一回でも、膣に対する様々な違和感に対して、大きな効果が出ると証明されている
      •健康保険適用対象外のため値段は安くても3万円代が多い。

    ということがおわかりいただけたと思います。

    しかし、モナリザタッチ治療が向いているかの判断はドクターが行います。
    まずは、カウンセリングであなたの抱えているお悩みについてお話しできればと思います。

    みどり美容クリニックにはモナリザタッチの機械がありません。
    しかし、お話しを聞いたうえで適切な治療のご提案はできますので、お気軽にご相談ください。

    モナリザタッチについてより詳しく知りたい方へ

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    サイト監修医師

    みどり美容クリニック・広尾
    院長 みつゆき みどり

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    みつゆき みどり

    ~略歴~

    日本人女医として初めてレーザーによる女性器の若返り治療、膣の引き締め治療などのライセンスをアメリカで取得。
    その後、2010年(平成22年)6月に女性のお悩みに特化をした「みどり美容クリニック・広尾」を開院。
    日本であまりなじみのない「美容婦人科」の治療を初めて導入し、インティマレーザーやウルトラヴェラなどのマシンを日本で初めて導入。
    全国でも珍しいクリニックとして、様々な年代の女性のお悩みに寄り添っている。

    ▼みどり美容クリニック・広尾ホームページ