膣の高い引き締め効果があると言われているウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)。 特徴やHIFUエネルギー、治療や副作用などについてご紹介していきます。
ウルトラヴェラを簡単にご紹介
膣のゆるみ、尿漏れでお悩みの方・ 大陰唇のたるみが気になる方
ハンドピースを膣内に挿入して、HIFUのエネルギーを360℃全周囲に照射し、超音波をあてていきます。
施術時間は約15~20分/費用の相場は1回200,000円~となっています。 (※)クリニックや治療部位によって異なります。
ウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)の特徴
ウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)とは、婦人科領域において、 初めて(※)HIFU(ハイフ)の技術が応用された、膣縮小用医療機器です。 膣の緩みの改善、尿漏れの改善、外陰唇のたるみ改善に効果があるとされています。
膣の壁にHIFUエネルギーを照射することで、弾力性が上がり、ふっくらとした膣にすることができます。 従来のレーザーによる治療と違い、表面を傷つけることなく膣の深いところから膣の入り口、尿道周辺も含めエネルギーを届けることができます。 これにより1回の治療で、 1~1年半ほどの長い持続効果を保つことができます。
費用はクリニックごとに異なってきますが、1回200,000円~のところが多いです。 こちらの施術は自由診療なので、保険適用はありません。 また、クリニックや治療部位によって費用は異なってくるので、一例として参考にしてください。
HIFUエネルギーについて
HIFUとは、「高密度焦点式超音波治療法」という超音波です。 虫めがねで日光を1点に集めるのと同じように、 特殊なレンズによりエネルギーを1点に集約させ、そこから放射状に超音波を発生させることができます。 これはがん治療にも使われている技術です。
目的の皮膚層や筋層に対して、コラーゲンに最適な温度(55℃~60℃)をピンポイントに照射することができます。
インティマレーザーとの違い
インティマレーザーとウルトラヴェラはどちらも膣縮小に効果のある施術方法ですが、違いは使用しているエネルギーの種類と、深達度が異なるということです。 インティマレーザーではYAGレーザーというレーザーを照射して、膣のゆるみなどを改善します。
対してウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)では、HIHUエネルギー(超音波)を照射して、同じく膣のゆるみなどを改善していきます。 他の機器と違い、エネルギーがより奥まで届くので、膣の奥から引き締めることができます。
症状によって、機器の向き・不向きは出てくるので、ドクターとよく話して治療を進めることをおすすめします。
【コラム】ウルトラヴェラとインティマレーザーの違いについてはコチラ
ウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)の効果
※★は各症状に対してどのくらい効果があるのかを表しています。
膣のゆるみへの効果
効果の出方:
HIFUエネルギーを当てることで、組織を活性化させて、新しいコラーゲンを生成します。 エネルギーは、より深いところまで届くので、奥からふっくら弾力のある膣にします。
尿漏れへの効果
効果の出方:
膀胱周辺の筋肉にもアプローチをかけていきます。 しっかりと筋力を強めることができ、尿漏れ改善に効果があります。
ウルトラヴェラはこんな方におすすめ
以下に当てはまる方は、ウルトラヴェラ治療をおすすめしています。
- 膣のゆるみを感じている
- 尿漏れで悩んでいる
- メスを入れる手術には抵抗がある
- 性交痛をどうにかしたい
治療を受けられない方
反対に、治療を受けられない方もいます。 少しでも心配と感じたら、ドクターに相談するようにしましょう。
- 授乳中、産後で生理が再開していない方
- 膣内に激しい炎症などトラブルのある方
- 子宮系の疾患をお持ちの方
- 施術当日生理中の方
- ステロイド治療を長期間行っている方
- 妊娠している方
- 施術箇所に何かを埋め込まれている方
- 骨盤内感染や膣内に出血のある方
治療方法
基本的には、①カウンセリング→②施術→➂アフターケアの流れになります。
ハンドピースを膣内に挿入してHIFUのエネルギーを360℃全周囲に照射していきます。 この時の感覚は、タンポンを入れるときのものに近いと言われています。
膣内部の厚さに応じて、1.5㎜、3.0㎜、4.5㎜のカートリッジを使い分け照射していきます。 65℃~70℃の超音波で照射をするため、まれに少しの痛みを感じる方がいます。
▼治療の様子個人差はありますが、この治療の照射後、約1か月で改善効果を実感することができます。 また、効果は約1~1年半持続すると言われており、ウルトラヴェラの最大の特徴ともいえます。
治療の基本情報
麻酔 |
× |
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痛み | ほぼなし |
施術時間 | 約15~20分 |
治療期間 | 1年に1回 |
施術紹介ムービー
引用:UltraVera Japan公式YouTubeチャンネル術後の注意
ダウンタイム
基本的にダウンタイムはありませんが、 施術後3日間は性交渉、タンポンの挿入は控えるようにしてください。 当日のみシャワー、翌日から入浴可能です。
それ以外でしたら、治療後すぐに普段の生活に戻ることができます。
副作用
ほとんどないと言われています。 まれに、HIFUが施術時にしっかりと膣の表面に接していなかった場合、表面に傷が付く場合があります。 しかし、このような傷は一時的なもので約10日後には消えます。
施術中の機器の扱いによって、術後もしばらく不快感が残るかもしれません。 また、一時的に膀胱が活発になるため、術後に尿意を催す回数が増えることがあります。
その他、火傷、潰瘍、瘢痕化、浮腫み、粘膜の赤み、熱感、水疱、おりものの増加、下腹部痛などの副作用が報告されています。
体験・口コミ
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30代女性
出産をしてから、尿漏れを少し感じるようになりました。 膣の中に器具を入れるのはとても怖かったのですが、特に違和感などを感じずに終わりました。 たまに少しパチパチと熱さを感じることがありましたが、全然痛くありませんでした。 施術をしてから、尿漏れが改善されました。しかも結構長く効果が続いているので満足です。
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40代女性
膣のゆるみで悩んでいたので、ウルトラヴェラ治療をお願いしました。 治療中は熱さや痛みを感じることはなく、やわらかい感じがしました。 施術後帰ってから少しぽかぽかする感じはあったのですが、全然気になるものではなく、普段通り過ごすことができました。
Q&A
効果を実感するのに、何回施術すればいいですか?ウルトラヴェラは1回の施術でも効果を実感することができます。 ただし、施術してすぐに効果があるというわけではなく、術後6か月ほどで徐々に実感していただくイメージです。
治療しても周囲にバレませんか?施術時間が約20分で、術後はすぐ日常生活に戻ることができるので、 治療がバレない可能性は高いです。
未成年は治療できますか?未成年の施術には、保護者の承諾書が必要なクリニックが多いです。 承諾書がなければ、施術を行うことができません。
ウルトラヴェラで治療すると負担が少ないのは本当ですか?はい、この治療では膣の粘膜も傷つきにく、火傷の心配もありません。 また治療をした感覚があまりなく、身体に違和感を感じることがないため、負担が少ないとされています。
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女性器形成ドクター・みつゆきみどり先生ウルトラヴェラ(ヴィーナスハイフ)は、メスを入れることなく膣縮小ができる機器となっています。 ウルトラヴェラのメリットは、 ・膣の引き締めに高い効果がある ・メスを入れないので体の負担が少ない ・効果が長く持ちやすい があげられます。
反対にデメリットとしては、 ・作用する深さが決まっている特殊なマシンなので、向き、不向きが非常に分かれる ということがあげられています。
施術について詳しく知りたい方や、デリケートゾーンについて人には聞きづらいお悩みを抱えている方は、一度この無料相談メールフォームからご相談ください。 患者様に寄り添って、適切な治療法を提案してまいります。
サイト監修医師
みどり美容クリニック・広尾院長 みつゆき みどり
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