デリケートゾーンの変化(GSM)について徹底解説

デリケートゾーンの変化(症状/原因/治療法)

このような症状を感じていませんか?

  • 更年期に入り、尿漏れをするようになった
  • 外陰部(大陰唇・小陰唇)にかゆみや痛みを感じる
  • 膣の乾燥を感じる
  • 性交渉の際に痛みを感じる
  • デリケートのにおいが気になる、かぶれる、乾燥する

女性は一般的に、35歳頃から女性ホルモンが減少していき、体が大きく変わっていきます。
生理が不規則となったり、イライラしたり、尿漏れが起きてしまうこともあります。

また、女性は45歳~55歳の間で生理が終了(閉経)します。
これに伴い、先ほどの症状や膣の萎縮などのデリケートゾーンの違和感を覚える方が多くなります。
この期間は「更年期」と呼ばれており、全ての女性が避けては通れない道のりです。

どんな症状があるの?

更年期を迎えた女性の中には、デリケートゾーンの乾燥やにおい、
かぶれなどの違和感や不快感を覚える方が多いようです。
また、年齢を重ねるにつれて尿漏れをしてしまったり、膣の乾燥を感じる方もいます。

それと、性交渉の際に痛みを感じてしまい、思うように性生活がうまくいかず、QOL(生活の質)が下がってしまうと感じる方も多くいらっしゃいます。

それぞれの症状の原因

デリケートゾーンの乾燥/膣の乾燥/性交痛

こちらの症状の主な原因は、潤いを失うことです。
年齢を重ねると、潤いがなくなり、顔や腕にたるみ・シワができるようになりますが、デリケートゾーンにも同じようなことが言えます。

また更年期に伴い、女性ホルモン(エストロゲン)が減少します。
エストロゲンが減少すると、皮膚などのみずみずしさが失われるため、乾燥の原因とされています。

性交渉の際の痛みは、膣内が十分に潤っていないこと、膣が萎縮してきていることが主な原因となっています。

デリケートゾーンのかぶれ/におい/かゆみ

この症状の主な原因は、膣内の自浄作用が弱くなることです。
女性が更年期に入ると、膣内の自浄作用がだんだん弱くなってきます。
自浄作用が弱まると、おりものが減少していきます。おりものには、体の悪いものを外に出す役割があるので、
この作用が弱まると、外に出しきれなかった菌などが体に残ってしまうのです。

また、膣粘膜にあるグリコーゲンが減少することも原因となります。
グリコーゲンは、膣内を酸性に保つ役割があります。グリコーゲンがあることで、体に悪い菌などが侵入できないようにすることができますが、
これが減少してしまうとかゆみやかぶれが起きてしまうのです。

もう一つ考えられる原因としては、デリケートゾーンを必要以上に洗ってしまうことです。
清潔を保つために洗うのはとても良いことですが、においが気になるからといって洗いすぎるのは逆効果になります。
かえって乾燥やかぶれを引き起こすことになるので、デリケートゾーン専用の洗剤で優しく洗うようにしましょう。

尿漏れ

この症状の主な原因は、尿道や膀胱を支える骨盤底筋群の力が衰えてしまうことです。
尿漏れについてはコチラをご覧ください。

女性の尿漏れについて

GSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)とは

閉経後に女性ホルモン(エストロゲン)が減少することで、膣の萎縮やそれに伴う不快症状が起きる疾患のことです。
更年期の膣部分だけに注目したものがGSM(閉経関連泌尿生殖器症候群)となります。

主な症状として、デリケートゾーン(膣)のかゆみや乾燥感・尿漏れ・性交渉の際の痛みなどの、先ほど記述したものになります。

更年期におけるイライラなどは一時的なものとされていますが、GSMは慢性的であり少しずつ進行していく疾患です。
閉経後の女性約50%以上の方が、何らかの症状に悩まされていると言われています。

治療法は?

膣の更年期(GSM)では、今まで女性ホルモンの投与をする治療法が一般的でしたが、
乳がんなどを治療している方にすすめることができなかったり、ホルモン治療を希望しない方もいたため、治療できる方は限られていました。

しかし、最近ではレーザーやエネルギーの力で治療できるようになりました。
レーザーやエネルギーを膣の深いところまで当てて、奥から効果が出るようになっています。

この治療はメスを入れることなく、痛みやダウンタイムもほぼないため、治療後はすぐに日常生活に戻ることができます。
ホルモンを投与するものではないので、乳がんなどの既往がある方や、ホルモン治療に抵抗がある方にも安心して受けていただけるものになっています。

現在では様々なレーザー機器があり、それぞれ効果の出方は異なります。
信頼できるドクターとしっかり話をし、最適な治療を受けるようにしましょう。

更年期における膣の不快症状(GSM)に効果のあるレーザー機器

モナリザタッチについてインティマレーザーについてサーミVAについて プチレディーについてビーナスフィオーレについてフェミリフトについて

その他女性器のお悩み

膣のゆるみ 尿漏れ 大陰唇・小陰唇のたるみ デリケートゾーンの黒ずみ 性交痛

 

サイト監修医師

みどり美容クリニック・広尾
院長 みつゆき みどり

みつゆき みどり

~略歴~

日本人女医として初めてレーザーによる女性器の若返り治療、膣の引き締め治療などのライセンスをアメリカで取得。
その後、2010年(平成22年)6月に女性のお悩みに特化をした「みどり美容クリニック・広尾」を開院。
日本であまりなじみのない「美容婦人科」の治療を初めて導入し、インティマレーザーやウルトラヴェラなどのマシンを日本で初めて導入。
全国でも珍しいクリニックとして、様々な年代の女性のお悩みに寄り添っている。

▼みどり美容クリニック・広尾ホームページ